多文化共生コンサートに行ってきました
ブログにコメントよせてくださった方から、こういう催しがあると知って、喜んで行かせてもらいました。
「多文化共生コンサート 外国につながりを持つ子どもの教育問題を考える 世界の歌と踊りを楽しもう」
最初にごあいさつがあったり、いただいたパンフレットにもあったのですが、
「外国語を母語とする保護者の家庭の子どもは、来日ばかりでも、長く住んでいても、同年代の日本語を母語とする家庭の子どもと比べて日本語がわからない状況にいます」
とあり、ごあいさつでは、もう10年も日本にいて、会話もできているから、いいだろうと思われがちですが、そうではなく、長くいればいるほど、わからない日本語が逆に聞きにくくなったりして、まだ苦手だということが、ほかの人に見えにくくなっている。
たとえば、高校に進学したいとなったときも、きちんと日本語が習得できていないといけないが、そこまでいけない子どもも多い。
一方で、育ってきた、ご両親の話される国の「母語」も覚えておかなければならない、ということをおっしゃられたので、そんな意味のあるコンサートだったのかとびっくりしました。
このことについては、とても関心をもっていて、昨年聴講にいった「母語・継承語・バイリンガル研究会」でも言われていたことなんですよね!
そのときの記事はこちらです。
そういうわけで、第1部は、「外国につながる子どもさんたち(来日した外国の方や、外国で育った方や、ご両親のどちらかが外国の方など)」中心の演技発表、ということでした。
プログラムは、
1.ダイアナ石山 Song and Dance
ミュージカル「13(サーティーン)」などからの歌を、たくさんの子どもたちやティーンの方が出てきて楽しく生き生きと歌って踊ってくれます。
この教室は指導や雑談もすべて英語、ということだそうで、中にはこの教室で自然に英語が話せるのを喜んでいるお子さんもいるとか。
歌は、ティーンの方たちは、本当に歌唱力ありました!
衣装などからも、インターナショナルスクールの発表会のようでした。
2.THEアート・プロジェクト 多文化読み聞かせ隊
メンバーのお子さんたちが、金子みすずの詩やグーチョキパーの歌を中国語、スペイン語、日本語で暗唱や朗読にがんばりました。
最後は、アフリカのダンス「メケテュメパッパ」を会場とともに踊りました。
3.マチュピチュ(ペルー)
ペルーのことを知ってもらえるように活動しているということで、ペルー海岸地方のダンスであるマリネーラをこれは大人の方が男女ペアで踊ってくださいました。
足さばきが特徴的でひるがえる女性のドレスがきれいでした。
4.GRUPO ABC(グルッポ・アーベーセー) (ブラジル)
ブラジルにつながる子どもたちが、ポルトガル語で、「マシュ・ケ・ナダ」を歌ってくれました。
5.プアピアケ・ミホ フラスタジオ
第1部の最後は、フラダンス。
子どもたちがじょうずに踊ってくれました。
このように、第1部は、さまざまな国につながる子どもたちが登場して、日ごろ一般の日本人には「見えない」存在が今日は楽しく「見えて」いい催しだと感じました。
第2部は、モンゴルから来日して12年になる馬頭琴奏者セーンジャーさん登場。
モンゴルのスライドでモンゴルの田舎の生活を説明してくれました。
そのあと、多文化読み聞かせ隊のみなさんとスライドによる朗読『スーホの白い馬』をセーンジャーさんの馬頭琴を入れながらの公演。
そういえば、以前バンコク子ども図書館で、「チェロとともに語るセロ弾きのゴーシュ」という朗読会を企画して公演したことを思い出しました。
そのときは、二年間企画をあたためていて、ちょうど運よく、日本人のチェロ奏者の方がタイに来られたのをお願いして、協力していただいたのでした。
でも、さすがに馬頭琴とともに語る『スーホの白い馬』とは、考え付きませんでした!
さがしたらバンコクでも馬頭琴を弾ける方が・・・いる・・・かな?![]()
朗読につける音楽は、全部セーンジャーさんが作られたそうですが、とても雰囲気がありました。
馬のいななきや、ひづめの音まで、馬頭琴で表現されていました。
馬頭琴は、写真のように(以前モンゴル大使館で撮らせていただいたもの)、馬の頭がついていてステキなんですよね。
朗読もとてもよくて、馬頭琴の音色とともに、よく知っているお話でしたが、最後涙が出てきてしまいました。
朗読後は、セーンジャーさんのお仲間という女性の方が、モンゴルの踊りを踊ってくださいました。
すてきなドレスにお茶碗を5個くらい重ねて持っているのですが、それをなんと頭に乗せて、華麗に舞ってみせる姿に会場からは拍手が。
そのあと、セーンジャーさんが馬頭琴を二曲弾いてくださいました。
多文化に生きる子どもたちのことを考え、実行し、このようなステージまで作られていて、ほんとうにすばらしい活動だなあと心打たれて帰路につきました。

























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