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2008/02/12

DVD『22才の別れ』大林宣彦監督の153分の特典映像観ました

「ではこれより
ちょっと不思議な物語をいたしましょう
もちろん
戯れにです」

伊勢正三さんの『22才の別れ』の音楽にのって、大林宣彦監督が、「今の時代に純愛は描けるか」ということと、「大分三部作」に挑戦した映画『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』。

リコリス・・・彼岸花、は、花が咲くときには葉がまだ伸びず、花と葉はお互いに見ることができません
川野敏郎は、元気な団塊の世代の下の世代で、、「ノストラダムスの大予言のおかげで1999年には地球が滅びる」と言われていた時代の申し子、どこか一途な道からはずれてしまう「軽薄短小」の世代です。
44歳になる敏郎は、映画の始めからいきなり、医師に「子供の作れない体」だということを告げられてしまう。
そしてその夜、不思議なことに、彼は若き日、22才で別れた恋人葉子の娘らしき少女花鈴(かりん)に出会います・・・。
葉子は花鈴の出産で亡くなっており、花鈴は母葉子を見たことがありません。
敏郎にとって、もしかしたら自分の娘であったかもしれない花鈴・・・しかし、自分には子どもを作る能力はない。
しかも、その娘から「援交してください」と言われるのです。
母娘二代をつなぐのは、幻想的な赤い彼岸花・・・。


・・・そのようなむずかしい役である花鈴の鈴木聖奈ちゃんと、葉子役の中村美玲ちゃんは、実は新人。

大林監督は、この不思議な「純愛物語」のDVDとともに、153分もの特典映像をつけてくれました。
それは、この二人の少女の成長にスポットをあてたメイキング『少女が女優になるとき』。

いやこれ!
とても見ごたえがありました。

大林監督の映画術が、惜しげもなく公開されています。
一言一言が名言です。
二人の少女に、やさしく、わかりやすく、映画とはなにか、演技とはなにかを教えていく姿。
それは「名教師」の姿。
感動しました。

一つの場面を作るために費やされるたくさんの工夫と、たくさんの人たち。
大分の、あたたかい市民エキストラのみなさん。
そのようすには、エキストラになりたいーとうらやましく思うくらいでした。

二人の少女は、このたいへんなプレッシャーの中、役をやりとげるのです。

そんな若い役者さんたちを支える川野敏郎役に選ばれたのが、筧利夫さん。
「無言の受けの演技」を要求され、「性を感じさせない」中年男性の姿を要求される筧さんですが、日頃からストイックな役者さんである筧さんだからこそ、それが可能だったのです!
と見抜いた大林監督、さすがだ!(ってワタシはなにさま・・・)

heart02ああぁ~~~めっちゃすてきでしたぁ~~~、たとえ、ステキなシャワーシーンを出してくれようが、「いやらしさ」が全くないんですぅううーー・・・lovely
あ、失礼しました。
ついキーがすべってミーハーなほうに行こうとしておりました・・・。

それにしても、映画を作るって、なんてすばらしい作業なんだろうと感じさせてくれました。
少しの目の動きが、大きなスクリーンに拡大されると、大きな表情の動きになる、と教えてくれるところとか、目からウロコでした。
だからこそ、大林監督は二人の少女におっしゃるのです。

「きれいになるな。
かわいくするな。
人間であれ」

・・・なんてむずかしいことでしょう。
でも、これこそ、女性の生活全体にも言えることではないでしょうか?
私の友人には何人も、目のさめるようなきれいな人や、かわいい人がいます。
もちろん、彼女たちを見るのは私にとっても目の喜びとも言えるのですが、でも、ほかに美人はあまたいる中で、この友人たちのことを好きなのは、それ以上に、彼女たちが、けなげなくらい、
「誠実」だからです。
逆に言えば、「誠実」な女性は美しいんです!

聖奈ちゃんや美玲ちゃん、若い二人の誠実な努力が、最後の二人の涙に表されていて、これもまた、「映画を作るっていいなぁー」と感動させてくれました!

みなさんも、「不思議な純愛映画」(withめっちゃハンサムな筧さま)と、この「映画作りについて愛情をこめて見せてくれている特典ドキュメンタリー」という、とってもお得なDVDプレミアム版いかがですかー?
さらに不思議なんですがこのアマゾンの画像、白い箱ですよね。
でも、届いたのは赤い箱なんです。

上品な、昔の箱入り製本の本のような作りで、本箱にもしっくりおさまるのがうれしいですね!

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コメント

どちらかと言うと いつも暑苦しい感じの筧さんですが(ファンが言うな・笑)今回は監督の意向通り、枯れた感じをしっとり演じてくださいましたね。
撮影→映画祭→全国公開 と熱く追いつつ語り倒してきた私達には(笑)集大成の(何の?)お宝DVDとなりましたね♪

投稿: tomoぴょん | 2008/02/13 09:09

チョンプーさんの感想を読ませていただいて、買うことに決めたという不義理で不誠実極まりない私です。

映画製作って本当に大変な作業なんですよね。演じるということはどんな端役でも悩みに悩むことなのでしょう。まだまだ人生経験の少ない少女にとっては特に難しい。

筧さんの演技は勉強になったことでしょうし、最初にいい監督に出会えて幸せだったと思います。

投稿: 榊 真央 | 2008/02/13 14:55

>tomoぴょんさん

そうですよねー、筧さんの公式ブログでのロケ日記や、mixiでのエキストラさんたちの日記。そして映画祭に映画公開・・・私たちこそ縁の下の力持ちといえましょう・・・?!(か?!)

>榊 真央 さま

そうそう、筧さんファンというだけでなく、このメイキングがもう一つの映画になっているんですよね、とっても愛があふれている。
なにしろ、大林監督ご自身のナレーションなんですから。
新人聖奈ちゃんは、清水美砂さんが「恋のライバル」になるんですよね。
大林さんのナレーションで「私は筧さんをうばえるかしら?」とかおっしゃるのがめっちゃしびれてました~~。
(あほです)
あと、やっぱり筧さんのステキなヌー○シーンも・・・ううう・・・(やっぱりあほ)。

投稿: 管理人チョムプー | 2008/02/13 19:09

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