熊井明子先生の新作『夢のかけら』
以前から少し親交をいただいているポプリスト、エッセイスト、シェークスピア研究家の熊井明子先生。
今年は、ご主人の映画監督熊井啓氏の突然のご逝去にさぞお悲しみかと案じていましたが、ご主人との約束だった、短編小説刊行ということで、思いがけず、まるで新しい贈り物のように出版されたご本です。
『夢のかけら』。
熊井先生の作品は、ポプリだけでなく、本も好き、ネコも好き、『赤毛のアン』も好き、イギリスも好き、ということでその方面の著書もたくさんあり、殺伐とした世の中に、「こんな美しいもの、香気あふれる文でいいんだ」と気づかさせてくださったものです。
そして、これは長編創作『シェークスピアの妻』に続いて、短編創作としては初めての作品集です。
作品は、「老女となった、文豪の娘」「萩原守衛の彫刻を70年守ってきた女性」「ムッソリーニに心うばわれた女性詩人」など・・・。
いずれも、エッセイにない辛い部分もありながら、やっぱり熊井先生らしいさわやかさで終わっています。
『赤毛のアン』や、シェークスピアの妻アン、から続く、女性性の清らかな部分をそれとなくさししめしているせいかと。
冬の夜にぜひ。
このブログでの、熊井先生に関する記事。
『燈火節』復刊
熊井明子先生とポプリの会作品展
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コメント
熊井明子先生の作品は全く読んだことがなかったのですが、私も小学生のころ「赤毛のアン」に心惹かれたものですから、リンク先の作品を読んでとても興味が沸きました。
いつもいい本を紹介していただいてありがとうございます。
今は殺人事件という殺伐とした小説ばかり続けて読んでいるので、年明けにはこういう本を読んでみます。
投稿 榊 真央 | 2007/12/17 14:39
榊 真央さま
>今は殺人事件という殺伐とした小説ばかり続けて読んでいるので、
う、うけました(笑)。
しかし、オドラーならそれはしょうがないでしょう!
私は逆に、今読まなければならない本にうもれていて、それが終わったら、海堂尊さんと「警官の血」(もう買ってあるのに・・・)という「殺伐」?小説にひたりたいです。
熊井先生はおしゃれもすごくお好き。
エッセイから始められたらいいと思いますよ!
検索してみて~~~。
投稿 管理人チョムプー | 2007/12/18 10:33
チョムプーさん、熊井明子先生と御親交がおありだったなんてびっくりです!(^^)。熊井先生の著書は20年前から愛読していますし、20代の頃に熊井先生のポプリ講座にも通っていました。一時期北野佐久子先生のハーブの講座に通ったこともあります。熊井先生お元気でしょうか?今年の夏に近くの磐田市香りの博物館に講演会に来られたそうなのですが、事前に知らず行くことができませんでした。久しぶりに熊井先生の本を読み返してみたくなりました。
投稿 magnoria | 2007/12/29 12:24
magnoriaさん
うわー、熊井先生のポプリ講座にかよってらっしゃったのですね!
なんてうらやましいんでしょう。
それにくらべたら、私なんて「ご親交」とはいえませんよー。
20年来、ファンレターを差し上げてから、あたたかいお返事などをいただいているというだけなんです。
どこの国に駐在しても、お返事をいただいて・・・。
お会いしたこともないんです!
でも、きっと「腹心の友(キンドレッド・スピリット)」だとおこがましいながら、感じさせていただいているのですよ。
敬愛しすぎて、逆にお会いしにいけないんですよね~~~~。
(愛読者としてファンレターを差し上げた方はあとにも先にも熊井先生お一人です)
投稿 管理人チョムプー | 2007/12/30 14:10