下の記事に、IBBY(国際児童図書評議会)オナーリスト内覧会に行って、世界57カ国から45言語164作品の、それぞれ自分の国から推薦された児童書を見てきた話を書きました・・・
そして続きは明日とか書いたのに、何日もたってしまった(^^;;。
というわけで、今度は、タイ以外で注目した本について、少し。
1.イスラエルからヘブライ語で書かれた児童文学
アミ・ゲダリア『インターネットで作り上げた友情』(2003年)
説明のリストによると、ストーリーは「インターネットのチャットでたくさんの同年代の知り合いができるけれど、主人公は恋愛を抑制するような秘密を持っているので、だれにも会おうとしない。でも、ある少年もまた秘密をもっていることがわかり、特別に信頼を学びあう。チャットの危険性と利点が描かれる」
とあり、全編なんと、「チャット会話形式」で書かれているというのです。
・・・で、ページをめくってみると・・・うわー、ヘブライ語!これはパンチカードですか・・・。まったくわからない字体がそこに!でも、読んでみたいですねえ。
2.エジプトの絵本ハニ・D・エル=マスリ『ハッサンのゆめ』(2004)
これはヴィジュアルがすばらしいかったです。アラビア文字が読めないだけに、文字も美しいイラストのように一体化しているのです。
それから、アラビア系の絵本などは、洋書とちがって、日本のたて書き絵本と同じ向きで開くようになっているというのも目からウロコ。
3.アメリカの絵本 スティーブ・ジェンキンス『実際の大きさ』(2004)
いろいろな国の絵本を見ましたが、どうしてもアメリカのこの絵本のよさには注目せざるを得ませんでした。
18匹の動物のそれぞれ一部を実際の大きさはこう、と描いているのですが、それが切り絵のコラージュになっているのですが、とてもあたたかい質感があるんです。
また、子どもも大人も興味深い絵本だと思います。
これは、英語だし、遠からず翻訳されるんじゃないかな。
日本語のリストのおかげで、さまざまな国が今、他国に推薦する自国の児童書について、どのようなものを出してきたか、ということで少し窓から様子が見える感じで、ほんとうにおもしろかったです。
クロアチア、エクアドル、キプロス・・・日本は翻訳大国だといいますが、まだまだその児童書を知られていない国がたくさんあるのですね。
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