第45回・『しろくまちゃんのホットケーキ』は大人気
第45回・『しろくまちゃんのホットケーキ』は大人気
さて、このタイの先生たちへのワークショップのとき、万田さんは、大活躍でした。『ぐりとぐら』『さんびきのやぎのがらがらどん』のお人形劇の小道具大道具作りは万田さんでしたから。
けれど、この時、万田さんは、本帰国がきまっていたのでした。
そんな万田さんが最後に作ってくれたのが、わかやまけんさんの『しろくまちゃんのホットケーキ』(こぐま社)を大型紙芝居におこしたものでした。(著作物使用許可済み)
おはなし会にも、ずいぶん小さいお子さんも来てくれるようになったので、そういうお子さんのためでした。
お話は、しろくまちゃんが、ホットケーキをつくって、それをともだちと食べるというシンプルなもの。わかやまけんのこのシリーズは赤ちゃん絵本として人気があり、絵本に関係する方なら、知らない方はないでしょう。タイ語には翻訳されていませんでした。
さて絵本では、ホットケーキが焼けるまでのようすが描かれているページがあります。
紙芝居ではその絵の上に紙をかぶせて少しずつひいていって、ホットケーキが焼けていくところを見せるようにしてありました。
そして、焼きあがったホットケーキだけ、立体的に作ったものをマジックテープで貼りつけてあります。このホットケーキは『ぐりとぐら』と同じく洗車用のスポンジのお古で作ったものでしたが、本当においしそうに作ってあります。
それを、本物のおりょうり用のへらでとって、次の紙に描かれたお皿にやはりマジックテープで貼りつけるのです。
単純なしかけですが、いつもここで、日本人もタイ人も、大人も子どもも歓声をあげます!
この紙芝居は大人気で、その後、時期をあけて、日本人にもくりかえし演じましたし、タイ人へのワークショップ依頼があると、必ず使いました。
そのため、タイ語にも訳しました。
タイの方たちは、そのホットケーキのシーンのほかに、しろくまちゃんがたまごをうっかり落として割ってしまうところもよくうけます。
そしてこの大きな紙芝居、相当重いということで、私たちは、紙芝居の枠を特注で作ってもらいました。
子ども図書館の書棚を作ってもらった業者に、同じマピンの木で、同じクリーム色にぬってもらって。
ところが、タイの業者さんは、紙芝居の枠なんて見たことがありませんから、最初に来たときはびっくり!
後ろが壁になったままだったのです。これでは、紙芝居裏面の字が読めません!
また返して、後ろにも窓を切ってもらわなければなりませんでした。
そしてこの木枠がまた大きくて重いこと。非力なワタシはこれを運ぶたびに、ごんごんと自分の足のすねにぶつけては、青アザを作っていました・・・
そのあと、この枠にあわせて、いくつもの大型紙芝居を製作しました。
後に、お話会に来る人数が100~200人がふつうになると、これでも小さいくらいになりました。
続く
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