スリランカの絵本作家ウエッタシンハさんに会ってきました!
ほらこれ!
シビル・ウエッタシンハさんのサインです!
今日、東京子ども図書館で、「ティー・アンド・トーク シビル・ウエッタシンハさんをお招きして」という催しに行ってきたのです。
ウエッタシンハさんは、大好きな絵本作家です。
以前、こちらの記事で、こんなことを書いています。
このように、昔話や説話一辺倒でなく、伝統的なスリランカのようすを描きながらも、現代的なテーマをおりまぜ、しかもユーモアとふくらみがある・・・
このスリランカの女性作家は、こうした絵本の現代性と、作品の芸術性をどこでどう学んだのでしょう!
もともとそれができるセンスのよさがそなわっていたのでしょうか。
それとも、スリランカには、日本で知られていないだけで、説話にとらわれない豊かな文学的伝統があるのでしょうか・・・疑問はつきません。
これを書いたのが2005年ですから、それからでも7年・・・まさかついに、ウエッタシンハさんご本人にお会いする機会があろうとは・・・!
ウエッタシンハさんは、先ごろ自伝『わたしの中の子ども』を日本で出されていて、ある程度どんな方かわかってきていました。それについては、こちらに書いています。
さあ、いよいよ本物のウエッタシンハさんのご登場です!
小柄で、スリランカの衣装をつけられたウエッタシンハさんは、83才と思えない、いきいきしたトークの名手でした。
ウエッタシンハさんは、先ごろ「日経アジア賞 文化部門」を受賞され、そのために来日されたのだそうですが、実は来日も7度目になるんだそうです!知らなかった・・・![]()
日経アジア賞は、スリランカ人としても初めて、子どもの本関係者としても初めて、の受賞だそうです。
まず、自伝『わたしの中の子ども』について。
ウエッタシンハさんは英語で話され、松岡享子先生が通訳されました。
今のスリランカの子どもは忙しく、勉強におわれていて、パソコンにもどっぷりつかっている。
「子ども時代」というものがなくなっているように見られ、「人生でただ一度」の「子ども時代」を知ってもらうために書いた、とのこと。
そして、いたずらは子どもの特権だということ。
ウエッタシンハさんは、作品には、かならず、「笑える」要素を入れるのだそう。
教訓、勉強ではなくて。
そうしたら、あるときなど、子どもから、「私のおばあちゃんになって」というお手紙がとどいたそうです。
そんな自分のこれまでの作品のことなどを思うと、とてもハッピーであることをくりかえし、おっしゃるのでした。
ハッピーで、快活で、ストーリーテラーで(小さいときは、おばあさんから豊富なお話を聞くだけだったけれど、長じて都会に出てきたら、そうしたお話がないので、自分の中からあふれ出てきたそうです)、ゆたかな子ども時代を過ごされて・・・
ウエッタシンハさんの作品はそれらが表れているので、グローバルな価値をもつのでしょう!
いろいろな作品エピソードをお話してくださいましたが、私が1番好きな『かさどろぼう』に関しては、サルは、小さいときから身近にいた、ということ、それでおもしろい話は、サルは、ちゃんと話せば、言うことがわかるということで、じっさい、マンゴーの木にのぼっているサルに、
「おじいさんサルさん、マンゴーの実を落としてくださいな」
と子どもたちがいうと、ホントに落としてくれたそうです。
今のコロンボの自宅のアトリエでさえ、サルが窓の外に訪ねてきたことがあるそうです!
途中、ティーアンドトークということで、スリランカのお茶と、ウエッタシンハさんが持ってきてくださったスリランカのお菓子が供されました。
お菓子はカシューナッツとその加工品ですが、そのお菓子のカシューナッツについても、おもしろいストーリーを話してくださいました。
そのほかにも、お孫さんが、オニと友達になりたがったおもしろい話など、ほんとうに、生でお話が聞けて、楽しいひとときでした。
ましてや、サインまでいただけるなんて!![]()
明日は、東京子ども図書館で、こんどは子どもさんたちにお話されるそうですが、いったいどんなふうになるんでしょうね。
どうか、お疲れ出ませんように。
東京子ども図書館のレンガの外壁。白バラ、赤バラに包まれていました。

















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